新潟交通
新潟交通は１９９９年４月に廃止になりましたが、このページの写真は、その前年の１１月に訪れたときのものです。
左の写真は、廃止時の起点である｢東関屋｣駅で発車を待つ新潟交通線車両で、以前は、ここから先は併用軌道で県庁前まで行っていました。
廃止時の終点「月潟駅｣です。無人駅で旧切符売り場窓口下の自衛官募集のポスターがさびしく張ってありました。
私はこの駅から、タクシーを拾って、次の訪問地である蒲原鉄道の村松駅に向かいました。
蒲原鉄道
ちょっと写真が斜めっていてすみません。村松駅で発車を待つ列車です。おそらく５０年以上はたっているのではと思われる古豪で、ドアはもちろん手動。床はタールがどす黒く光り、油のにおいが充満していました。こんな車両がよくも現代まで生き残っていたかと感心せざるを得ないような車両でした。ブラインドは所謂「鎧戸」。しかしながら、どこか木のぬくもりを感じたのも確かです。やがて電車は振動により激しく窓を震わせて、釣り掛けモーター音高らかに五泉に向けって走っていきました。
秒読みのラストランを踏みしめるかのように・・・。（なんちゃって。）
なんだか何時のころからか、鉄道が廃止になると聞いては出かけていくようになりました。新潟県下に2線残った私鉄(新潟交通線・蒲原鉄道線）もいよいよ廃止されることになり１９９９年に前後して廃止されました。このページはそのときの記録です。
新潟廃止私鉄紀行
新潟県下で細々とがんばっていた新潟交通と蒲原鉄道。
廃止されるとのうわさを聞き、乗りに行ってきました。
