青春18切符考（その97）

2019年夏、関東地方は例年に比べ梅雨明けが遅く、また日照不足が続いていましたが、梅雨明けと同時にぎらぎらと照り付ける太陽が厳しい夏がやって参りました。しかし一方では地域によっては大雨による災害が起きるなど異常気象のニュースも伝えられます。災害がローカル線を襲った場合、ただでさえ乗客減にあえぐ路線は、下手をすると復旧することなく廃線に追い込まれる事例がいくつもありました。
今回の青春18きっぷポスターの舞台、八戸線も、まだ多くの人の憶に新しい、あの2011年3月11日に発生した東日本大震災で被災しました。写真の鮫角灯台付近の区間は震災から13日後の3月24日には運転を再開しましたが、久慈⇔種市間は約1年後の2012年3月17日ようやく復旧しました。

さて、今回も有る所には有る、もはや希少価値となった青春18きっぷ販促チラシですが、今回も無事入手いたしました。昨年夏から続く「列車の灯りに誘われてシリーズ」ですが、いずれも水辺と列車から漏れる窓灯りがテーマとなっています。