西武・鉄道の日イベントに出かけたその足で、埼玉県妻沼町の公民館に足を伸ばしました。目的は上の写真の車両「旧東武鉄道熊谷線キハ2000」を見学するためです。熊谷線は、ＪＲ高崎線熊谷駅とここ妻沼を結んでいた路線で昭和５８年に廃止になりました。以後３両あった車両のうち１両を終着駅のあった妻沼町が譲り受けてこうして一般に保存公開しているものです。屋根つきの所に町が大切に保管しているため、大変状態がよいです。見学は無料ですので、興味のある方はぜひ行って見るといいですよ。また、この公民館のちかくに、妻沼駅跡があります。廃線歩きが好きな方も一見の価値があると思います。

静かに休む元東武鉄道　キハ2000

通称カメ号の車内

運転台

東武鉄道熊谷線の廃止を伝える記事。
（鉄道ジャーナルＮｏ．１９８。　1983年８月号から転載）

　私は現役時代の熊谷線に乗ったことはありませんが、当時鉄道ジャーナルに掲載されたこの記事が大変印象に残っていました。
　東武という大私鉄の非電化路線になんとなく心引かれたのです。
　あれから１８年後に実物を見学できようとは夢にも想像していませんでした。

旧東武鉄道熊谷線 　キハ２０００　　を訪ねて。